日鉄興和不動産新卒採用サイト

VOICE
未来の声を聞こう。

2018年入社

事業共創本部 地域創生部 室蘭事業所

高校時代に経験した東日本大震災をきっかけに、単身で宮城県の大学へ進学し、震災復興まちづくりを学ぶ。復興の現場に触れる中で、住民の想いを汲みながら、住み心地の良い街をつくる仕事がしたいと考えるようになり、デベロッパーに興味を持った。その中でも再開発やマンション建替えの実績が多く、自分の学びと強いつながりを感じた日鉄興和不動産に入社。住宅事業本部再開発推進部でマンション建替えや複合開発を経験した後、入社6年目より現職。

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※所属部署・掲載内容は取材当時のものです

住民の期待や反応がダイレクトに伝わってくる。
その距離感が、地方ならではのやりがい。

人を知る 住民の想いに耳を傾け、暮らしに寄り添う。
震災復興の学びと当社の姿勢に、強いつながりを感じた。

私は千葉県で生まれ育ちましたが、高校時代に経験した東日本大震災をきっかけに、被災地復興に興味を持ち、単身で宮城県の大学へ進学しました。震災で街が壊れ、日常を奪われた人々の姿を見て、自分が「被災した街をどう再生するのか」を学ぶことで、少しでも力になりたいと思ったからです。

大学・大学院では6年間にわたり、震災復興まちづくりの研究に打ち込みました。所属していた研究室では、石巻市の街づくり協議会が開催しているワークショップにたびたび参加し、「復興後の街に何があったら良いか」といったテーマで話し合い、子どもからお年寄りまで幅広い住民が抱く「街への想い」に触れる機会がありました。

そうした活動を通して、建物をつくるよりも、住民の想いを汲みながら、住民にとって住み心地の良い街を考えることに強い関心を抱くようになったんです。「被災地での研究に近いフィールドで仕事がしたい」と思っていた私は、街に何が必要かを主体的に考え、形にできるデベロッパーの仕事を選択しました。

日鉄興和不動産は、業界内でも再開発事業やマンション建替え事業の実績が多い会社です。地権者の想いや公共的な課題にしっかりと目を向ける会社という印象を受け、自分の学びとの強いつながりを感じました。さらに、若手社員が活躍できる風土や、社員が誇りを持って仕事を楽しむ姿勢も入社の決め手となりました。

入社後は再開発推進部に配属され、マンション建替えや複合再開発を経験。主に建物の開発推進や商品企画を担い、権利者の皆様からいただいた要望をどのように形にしていくかを考えていました。再開発物件は複合用途となるケースが多く、人の動線も複雑になります。その動線を整理し、最適な形を描いていく過程は、まるでパズルを解くようで楽しみながら取り組んでいました。

そして6年目に現部署へ異動し、室蘭市にある商業施設『モルエ中島』の運営・開発業務に携わっています。地方での仕事には、東京とは異なる面白さがあります。人口約7万5千人の室蘭市では一つの開発が街に与える影響が大きく、地域住民の注目度も非常に高いです。人と人との距離感も近く、地域住民の期待や反応がダイレクトに伝わってくる点に、地方ならではのやりがいを感じています。

事業を知る 室蘭市初出店の大型店舗開発プロジェクト。
ラジオイベントで開業への期待感を醸成。

『モルエ中島』の第4期となる新街区・店舗開発プロジェクトは、室蘭事業所に赴任してから、一人でやり切った案件です。出店されるテナントは東京ではメジャーですが、室蘭市では今回が初出店。地元としても「ぜひ来てほしい」という期待感が高まる中で、商業施設の開発が初めてだった私には数多くの挑戦がありました。

モルエ中島では毎年顧客アンケートを実施しており、「今後来てほしいテナント」を必ず設問に入れています。そこで上位に挙がったテナントや業種を積極的にリーシングしており、今回のテナントも常に上位にランクインしていた人気店でした。

私はテナントとの条件交渉のフェーズから業務を引き継ぎ、賃料や契約期間、工事負担の区分などを調整。契約を結んだ後もテナントやゼネコンと協議を重ね、設計や建築費の詳細を詰めていきました。

開業に伴う店舗集客や、商業施設全体のイベントを考える販売促進も、私の仕事です。今回のテナントが開業するにあたり、「地域住民に広く告知するにはどうしたらいいか」を考えた結果、店長さんを招いて情報発信するラジオイベントを企画しました。

ラジオイベントでは、店舗の特徴や出店の経緯、商品ラインナップなど、店舗やそこで働く人のエピソードを深掘りする内容にしました。こうした情報を発信することで、地域とテナントの距離が縮まり、開業の期待感を高められると考えたのです。

この企画を会社に提案したところ、「面白そうだからやってみよう」と前向きに受け止めてもらえました。現場からの「これが必要だ」という声を尊重し、挑戦を応援してくれる点は、当社らしくて良いところだと思います。

実際にラジオイベントを実施すると、地方ならではの距離感を活かして、多くの住民に情報を届けることができました。私自身も出店者の想いを知る貴重な機会となりましたし、オープン前にお客様の楽しみを膨らませるイベントになったと実感しています。

地元への愛着を深めてもらう仕掛けとして、
鉄のまち・室蘭市ならではの店舗デザインに。

今回の店舗デザインでは、全国どこにでもあるようなチェーン店の姿ではなく、「その店舗ならではの独自性」を取り入れることにも力を注ぎました。本プロジェクトのように、1テナントのみが入居する単独棟の開発は、テナントの要望に沿って外観や内装レイアウトを調整し、誰が見ても「そのテナントらしい建物」をつくるのが通例です。

しかし今回は、「鉄のまち」として知られる室蘭市に初出店するという背景から、内装に鉄を象徴するデザインを施しました。同じ市に住んでいても、自分以外が働く業界について知る機会は意外と少ないものです。お互いのことを知ることで地元への愛着が深まり、コミュニティも広がるのではないかと考えました。だからこそ、「鉄をつくる過程」や「製鉄所で働く人々の想い」を知ってもらえる場を、施設として提供したいと思ったのです。

デザイン検討にあたっては、日本製鉄や室蘭市の協力のもと、テナント担当者と一緒に製鉄所を見学し、デザインに活かせそうな要素を集めてイメージを具体化。最終的には鉄鉱石やコークスといった鉄の原料や、高炉に使われる耐火レンガをパネル化して壁面に取り入れるなど、鉄のまちを象徴するデザインを盛り込みました。

設計・施工における関係者との調整は、困難も多かったです。前部署でのマンション開発では当社の想いを反映してつくった建物を直接エンドユーザーに売るシンプルな構図でした。ところが商業施設では当社とエンドユーザーの間に、店舗を運営するテナントが加わります。関係者が増えれば、要望も多くなるのは自然なこと。テナント側のオペレーションやブランディングを踏まえたデザイン・レイアウト・設備機能の検討も必要になるため、その調整は試行錯誤の連続でした。

それでも全体を一つの方向に導くために、私は各担当者の要望の温度感を探りながら、優先順位を整理して合意形成を進めました。ただし、優先順位の付け方は私だけでは判断できないものも多く、そんな時は各分野のプロに意見を伺い、知見を取り入れながら整理を重ねることで、なんとか乗り越えることができました。こうした調整こそがデベロッパーの醍醐味でもあり、当時は苦しい場面もありましたが、今振り返れば非常に貴重な経験だったと感じています。

そして迎えたオープン当日。イベントの反響もあり、開店前から300人もの来場者が列を作る光景に胸が熱くなりました。共に苦労を重ねたゼネコンの所長さんと「本当に苦労した甲斐がありましたね、やっとこの日を迎えましたね」と握手を交わし、笑い合えた瞬間は忘れられません。お客様のために積み重ねてきた努力が評価されたことを実感でき、とても嬉しいひとときでした。

学生の頃からずっと考えているのは「建物は利用する人にとって良いものでなければ意味がない」ということ。だからこそ自分の想いが先走って利用者のニーズと乖離していないかを常に振り返り、人からフィードバックを受けながら進めることを大事にしています。今回のプロジェクトでは、「訪れるお客様のために何ができるか」「従業員の方々が働きやすい環境を整えるには何が必要か」を、関係者の協力を得ながら徹底的に考え抜きました。

デベロッパーの仕事は「地図に残る仕事」と言われますが、逆に言えば「地図に残ってしまう仕事」でもあります。一度建てた建物は簡単に建て直すことはできません。長く残る建物を、利用者にとって、どれだけ実用的なものにするか。短期的な視点ではなく、10年20年といった長期的な時間軸で考えることが、私たちデベロッパーの使命だと思っています。

ある1日のスケジュール

未来へ挑め、みらいをつくれ 街への愛着やワクワク感を引き出す街づくり

短期的な目標は、モルエ中島を中心としたエリアマネジメントの実施です。商業施設にとどまらず複合的な用途を組み合わせ、街区全体が一体となって機能し、周辺へ波及する仕組みをソフトとハードの両面で整えたいと考えています。

商業施設と親和性の高い用途を見つけ、隣接するからこそ生まれる相乗効果を高めることで、室蘭ならではの街づくりを追求できたら良いですね。エリアマネジメントを通じて、地元の人々が室蘭に愛着を持ち、住み働くことを誇りに感じられるようになるのが理想です。

長期的には、そこで暮らす人々の生活をより良くする街づくりが目標です。大学時代から根底にある想いは、不便や課題の解消にとどまらず、「こんな暮らしができるんだ」というワクワク感を感じられる街を形にすること。そのためには自分一人だけの発想に頼らず、多くの人の力を借りながら進める姿勢が重要だと考えています。

私の仕事の相棒 column
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image my works partner

施設巡回に行くときの一杯『アイスコーヒー』

作業が行き詰まると、施設内のカフェでコーヒーを買い、紙袋を片手に店舗の様子を見て回ります。

私が普段接するのは店舗従業員や管理員、清掃員の方々が中心で、お客様と直接関わる機会はほとんどありません。なので事務所にこもって作業するだけでなく、外に出て人の動きを観察することも大切な業務のひとつだと感じています。

散策することで頭をリフレッシュできるのはもちろん、お客様の表情や動きから仕事のヒントを得られることも。「新商品を目当てに平日でも館内が賑わっているな」「テスト期間だからか、今日は学生が多く感じるな」というように、気づくことが多いです。

ちなみに私は甘いものが苦手なので、コーヒーはブラック一択。注文するときには店員さんから「あ、ブラックですね」と顔を見ただけで言われるほどです。

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施設巡回に行くときの一杯
『アイスコーヒー』

作業が行き詰まると、施設内のカフェでコーヒーを買い、紙袋を片手に店舗の様子を見て回ります。

私が普段接するのは店舗従業員や管理員、清掃員の方々が中心で、お客様と直接関わる機会はほとんどありません。なので事務所にこもって作業するだけでなく、外に出て人の動きを観察することも大切な業務のひとつだと感じています。

散策することで頭をリフレッシュできるのはもちろん、お客様の表情や動きから仕事のヒントを得られることも。「新商品を目当てに平日でも館内が賑わっているな」「テスト期間だからか、今日は学生が多く感じるな」というように、気づくことが多いです。

ちなみに私は甘いものが苦手なので、コーヒーはブラック一択。注文するときには店員さんから「あ、ブラックですね」と顔を見ただけで言われるほどです。

当社の好きなところ column
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付加価値の創造は
担当者に任せてもらえる

現場の担当者に大きな裁量が与えられている点が、当社の強みだと思います。トップダウンではなくボトムアップの組織であり、上層部が現場の意見を積極的に求め、しっかりと汲み取ってくれる会社です。

もちろん企業なので一定の利益を確保することは前提ですが、そのうえで「プラスアルファ」の魅力づけをどうするかは担当者次第。たとえ直接的な利益につながらなくても、地域の人々にとって大切なことであれば、会社は前向きに判断してくれることが多いです。

裁量権を持って働ける職場ですが、すべてを一人で完結することはできません。社内外と協力しながら、チームで進めていく仕事です。だから黙々と一人で作業するよりも、戦略を話し合いながらより良いものをつくり上げていくのが好きな人に向いていると思います。さらに、人のために何かを考えたり行動したりすることが好きな人であれば、もっと楽しく働ける仕事だと感じます。

学生への一言 column
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志望動機を深めるには、
現場社員と話すのが一番

就職活動を通して、さまざまな企業で働いている社員さんと直接話をする機会を作ってみてください。それが貴重な人生経験になり、最終的にはより強い志望動機につながると思います。

大切なのは人事担当者だけでなく、現場で働いている社員の声を聞いてみること。説明会だけでは、ホームページでも十分調べられる情報しかわからなかったり、会社ごとの違いがなかなか分かりにくかったりすることもあります。

一方で社員と会話すると「この会社にはこういう人が多い」「こういう想いで仕事をしているんだ」といった特徴が見えてくることが多いです。その積み重ねによって、自分がその会社で働くイメージが湧いてくるはずです。

私自身も説明会に参加した際は、人事担当者に加えて、他の現場社員にも必ず話を聞くようにしていました。説明会にたくさん行くよりも、一人の社員と会話するほうが、志望動機を深めるうえでずっと有効だと思います。

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