日鉄興和不動産新卒採用サイト

VOICE
未来の声を聞こう。

2018年入社

住宅事業本部 再開発推進部 再開発推進第二グループ

中・高・大学の10年間、ハンドボール部でゴールキーパーとしてプレー。一方で、モノづくりやそれを取り巻く文化に興味を持ち、文化形成の基礎となる「場づくり」ができるデベロッパーの道に進む。就職活動中の社員訪問を通して、社員一人ひとりが自身のプロジェクトに責任を持ち、若手ながら意思を持って事業推進する姿勢と存在感に惹かれ、日鉄興和不動産に入社。住宅事業本部の開発推進部でマンション開発を3年経験し、4年目からは再開発推進部にて大規模共同住宅の開発やマンション建替事業に取り組む。

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※所属部署・掲載内容は取材当時のものです

社内最大規模のフラッグシップ案件で、
新たな指標をつくり上げる。

人を知る 「文化創出」を叶える場をつくりたい。
ゴールキーパーで培った俯瞰力を、街づくりに活かす。

中・高・大学の10年間、ハンドボール部でゴールキーパーとしてプレーしてきました。ゴールキーパーは、コート全体を俯瞰しながら守備と攻撃の指示を出すポジションです。視点の異なるメンバーに戦略を伝え、チームを動かしていく役割は、デベロッパーの仕事に通じるものがあったと感じています。

一方で、表現手法としてのモノづくりに強い関心がありました。そのため就職活動の初期は、「モノづくりの源泉に関わる仕事がしたい」と考え、メーカーを中心に見ていたんです。しかし、メーカーはモノづくりに関わる企画開発職より、広く商品を届けるための営業職の比率が高く、体育会系の自分はきっと営業職に配属される可能性が高いだろうと思いました。

そこで一度原点に立ち戻り、モノづくりに惹かれる理由を考えたんです。すると、自分が本当に惹かれているのは"もの"ではなく、"ものを取り巻く要素が複合化した先の文化"にあると気づきました。最終的には「モノづくりを通じて文化創出できる場をつくりたい」と考えるようになり、デベロッパーを志しました。

ところが、デベロッパーの中には組織としてスタイルが確立している会社や、完全な縦割り分業制の会社も多く、個人の思考や挑戦の幅に制約があるように見えて。そんな中、当社は社員一人ひとりが自らの考えと言葉で事業を推進していて、モノづくりに係る担当者の裁量が大きく、その熱量が特に際立っていました。

当時の採用スタイルも特徴的で、選考の過程でたくさんの社員の方々と直接話す機会があり、そこから得られる情報も多かったです。特に印象的だったのは、入社1年目の社員が登場する座談会。入社して間もない社員を前面に出すこと自体に、会社の採用に対する自信と新入社員への信頼を感じました。「この世代で次代の会社を担っていく」という意図と気概が伝わったのを覚えています。

入社後はマンションの開発に従事し、4年目で異動してきたのが現部署の再開発推進部です。今は大規模共同住宅の開発や、建て替え事業の推進を担当しています。

事業を知る 入社4年目で旗艦プロジェクトの最前線へ。
前例なき挑戦を、戦略で切り開く。

再開発推進部に異動してすぐに、社内最大のフラッグシップ案件『リビオタワー品川』を担当することになりました。当時はまだ入社4年目で、自分の能力が通用するのか戸惑いがありましたが、それよりも期待のほうが大きかったです。次のステージへ踏み出す転機だと捉え「このチャンスに食らいついていこう」と決めました。

『リビオタワー品川』は全815戸のタワーマンションで、これまで担当してきた物件とは桁違いの規模。最初は「規模は違えど、やることは同じだろう」と思っていたのですが、それは大きな勘違いでした。数十戸規模であれば、発生したミスを一つひとつ潰していくことができます。それが815戸となると、そもそもミスや遅延が起こらないよう、もっと川上から仕組みを整えないといけない。つまり、仕事の進め方そのものを根本から変える必要があったんです。

大規模開発となれば、事業を成立させるために必要な前提条件を協議によって勝ち取る必要がある上に、行政や権利者など利害関係者は多岐にわたります。これら関係各所との折衝は、同じ内容でも相手の受け取り方によって結果が大きく変わるため、うまく合意できなければスケジュールに大きな影響を及ぼします。そこで、事業の全体像を理解した上で、一つひとつの業務を紐解き、協議先である行政の担当者や、社内外の関係者がどのように影響しているのかを可視化していました。誰がキーマンで、どんなパーソナリティやキャリアパスで、何に関心を寄せるか。あらゆる情報を読み解いた上で、「この人に、こう働きかけるべきだ」というアプローチ方法を考えました。実際に先方と対面する際には、事前に8割方の準備を整えた状態で臨み、1回の折衝で合意できるよう、丁寧な根回しを心がけていました。

また、当然ですが会社組織には役職による影響力の差があって、発言交渉ひとつとっても周囲への波及力がまったく異なります。「何を言うか」以上に「誰が言うか」が重視される場面も少なくありません。そのため、適切なタイミングで役職者による交渉や発言を差配することがより効果的な事業推進につながります。定型業務であれば、こうした調整をせずとも物事が進むケースもありますが、本物件は前例が少ない上に、社内外の理解と合意形成が不可欠でした。だからこそ事業を深く理解しながら、協議を勝ち取る目的を明確化し、実践できたのは大きな収穫だったと思います。

商品企画のミッションは土地が持つ価値の最大化。
根拠を積み上げ、確証を持って形にする。

日鉄興和不動産は、担当者の意思が尊重される風土があります。『リビオタワー品川』の商品企画についても、担当者の意志が求められるシーンが非常に多かったです。ただ、商品企画には答えがありません。その中でも「自分なりに確証を持って進めること」「デベロッパーのエゴにならないようにすること」は、常に意識してきたポイントです。

間取りのプランニングは、一般ユーザーのアンケートを根拠にして進めました。たとえば同じ3LDKでも「廊下から1室にアクセスできる間取り」と「廊下から2室にアクセスできる間取り」どちらが良いですか?事業者側からすると、廊下はコンパクトなほうが居室の有効面積を増やして広く見せることができるので、前者を選びたくなります。しかしアンケート結果を見ると、後者の「廊下から2室にアクセスできる間取り」の得票率が圧倒的に高く、居住性の面で評価されていました。こうしたユーザーの声を尊重して、後者の間取りを多く配置する方針にしました。

共用施設の数々も、入念な市場調査と行政協議を重ねて設計していきました。当初は認可保育所を港区から要望されていましたが、設計の途中で港区内の待機児童がゼロになり、認可保育とすることができない状況になったんです。そこでコロナ明けの在宅ニーズや、自宅以外にも使える空間としてワークラウンジに計画変更しました。

直近のタワーマンションでもワークラウンジが採用されていたこともあり、先行事例の面積や座席数、有効率などを計算し、調査を徹底しました。地道な積み上げではありましたが、「なぜそのようになっているか」「事業判断や価値提供するために重要な要素は何か」を突き詰めることができたと感じています。

本プロジェクトに携わってもうすぐ4年。アサインされた当初は"タワー開発人材"になることを目指してきましたが、やればやるほど、「まだまだこれからだ」と感じています。商品企画も自信を持って提供できるものですが、プレッシャーを感じているのも事実で、お客様の評価は気になるところです。

根拠を積み上げてきましたが、商品を最終的に評価するのはお客様。一人ひとりの価値観も違えば、評価も異なります。商品企画には正解がありません。特に、マスに向けて提供する分譲マンションというビジネスモデルだからこそ、そのジレンマを強く感じます。今後も開発に携わる限り、答えを永遠に考える続ける必要があるのだと思います。

ある1日のスケジュール
私のこだわり
『リビオタワー品川』
my-commitment
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レインボーブリッジの眺望を
最大限に活かす配棟計画

本物件の東側にはレインボーブリッジがあるため、できるだけ多くの部屋からその眺望を楽しめるように、建物の形を工夫しました。具体的には建物を北向きの台形にして、東側に面した部屋を多く設けています。建物の一辺を長くすることで、中層階以上の部屋からレインボーブリッジを臨めるようになっています。

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未来の住まいとして必要な
持続性を備えた開発

"エンドユーザーが求めるもの"だけでなく、有事への備えや20年、30年先の住まいの姿を見据えながら商品企画を進めました。大きなところでは、基礎免震構造の採用や、非常用発電機の設置。さらに清掃しやすい素材を選定したり、メンテナンス性を考慮した施工を検討したり、細部まで配慮しています。購入した瞬間だけでなく、住み続けることで満足度が高まる商品を提供することが、マンション開発の基本的な考え方です。

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真に求められるモノづくりとは何かを
考え続ける

モノづくりは、お客様がいて初めて成立します。理想に届かない場面もありますが、極限まで考え、他者の協力を得て100点に近づけるのが私たちの仕事です。たとえば画一化されがちな3LDK70㎡のプランは、一般ユーザーへのアンケート結果をもとに設計し、お客様の声を最大限取り入れました。駐車場も各メーカーの資料と市場調査を踏まえ、昨今のSUVブームに対応するよう、背の高い車も収容できるスペックにしています。

未来へ挑め、みらいをつくれ 培ったノウハウを組織に還元し、
もう一歩先の開発・更なる価値創造を目指したい。

リビオタワー品川での開発経験や事業推進のノウハウを組織へ還元することで、都心の開発難易度が高い土地に挑戦できるような土壌を整えていきたいです。

今後、不動産ビジネスの局地化が進み、より厳しい環境が予想されます。そんな状況下では、今よりも基礎を固めた上でさらなる価値創造を目指し、業界内で存在感を発揮していくことが必要だと感じています。

将来的には国内外問わず新規事業の立ち上げなど、住宅開発以外にも自身の幅を広げられるような仕事ができたらと思います。そうした経験を通して、前例のない世界に挑戦していきたいです。

私の仕事の相棒 column
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自分自身と対話する時間
「トレイルランニング」

休日はトレイルランニングを通じて、心身ともにリフレッシュしています。日常生活では自分自身の限界を知るシーンはほとんどありません。しかし、トレイルランニング、特にレースは自分自身と深く対話できるので、時に省みたり、時に自信になったりと、さまざまな気づきを与えてくれます。
暗闇の山道を、ヘッドライトの光だけを頼りに進む。進まなければゴールは見えてこない。痛みや疲労、眠気に襲われても、足を止めずに前へ進む--そんな瞬間に、自分の"底"が少しずつ深くなっていく感覚があって、その精神性がすごく好きです。そんな非日常と日常の両側面がバランスし合って、今の人生の柱になっている気がします。

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自分自身と対話する時間
「トレイルランニング」

休日はトレイルランニングを通じて、心身ともにリフレッシュしています。日常生活では自分自身の限界を知るシーンはほとんどありません。しかし、トレイルランニング、特にレースは自分自身と深く対話できるので、時に省みたり、時に自信になったりと、さまざまな気づきを与えてくれます。
暗闇の山道を、ヘッドライトの光だけを頼りに進む。進まなければゴールは見えてこない。痛みや疲労、眠気に襲われても、足を止めずに前へ進む--そんな瞬間に、自分の"底"が少しずつ深くなっていく感覚があって、その精神性がすごく好きです。そんな非日常と日常の両側面がバランスし合って、今の人生の柱になっている気がします。

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当社の好きなところ column
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前向きな気持ちでチャレンジする風土

チャレンジできる風土があるところです。自分で道を切り開くチャンスが、至るところに転がっています。
一方で正解がない課題にチャレンジするのは、簡単なことではありません。だからこそ、辛いときでもユーモアを共有できる人と一緒に働きたいですね。

今のチームも若手が比較的多い組織ですが、いかに質の高い仕事につなげられるか、それぞれが持てる能力でお互いを補いながら、日々業務を推進しています。時にタフな状況になっても、前向きな気持ちでユーモアを忘れない。そんな関係性で仕事に取り組めるのは、幸せなことだなと感じます。

学生への一言 column
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自身の探求を楽しんで

就職活動は人生の選択を迫られる負荷の高い時期かと思います。でもその分、将来の成長につながるヒントに出会える、貴重な機会でもあります。
私も就職活動を通して、自分がどういう人間で、どう活かしていくかを深く考えることができました。このプロセスがあったからこそ、今の自分はぐっと成長できていると感じています。
就職活動の前にも、高校や大学進学など人生の節目で選択をしてきたはず。そのとき、どんな基準で選んだのかを思い出してみるのもおすすめです。私の場合は「一段レベルの高い環境に身を置くこと」が、自分の成長につながっていることに気づきました。
まずは自身の探求を楽しんでください。その時間が、未来の大きな力になります。

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