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一人ひとりのこだわり
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時代の潮流に流されない、
ビジネスの「本質」に貢献できる
オフィスをブランド化したい

  • NAOKI NOGUCHI野口 尚希
    事業開発本部 事業開発用地部
    2009年入社。法学部 法律学科卒業。入社後は企業不動産開発本部 不動産開発企画部にて、日本製鉄の社有地活用に関する提案業務、釜石におけるマンション分譲事業・復興公営住宅整備事業に携わる。2013年、ビル事業本部 都市再生部(現在の事業開発本部 事業開発第二部)へ異動に。中規模ハイグレードオフィス「BIZCORE」の開発・事業推進に従事した。現在は事業開発用地部所属。

※所属部署・掲載内容は取材当時のものです

お世話になっていた釜石に恩返しをしたい。
復興公営住宅整備にまい進する2年間

ー 野口さんは、東日本大震災発生時に釜石に赴任されていたそうですね。

そうです。入社してから、ちょうど1年くらいで釜石に異動になって、赴任してからは新築マンション開発の工事現場の管理から販売・引き渡しまでを任されました。そのマンションがようやく竣工というタイミングで東日本大震災が起きたんです。あの日も釜石の事務所で働いていて、本当に言葉にできないくらい驚きました。

ー それから釜石市の復興事業に取り組まれたのですね。

震災後、間もない時期に、復興検討のタスクチームが社内で立ち上がったんです。ずっと釜石を担当していた私も当然、そこに加えてもらいました。釜石では、本当にたくさんの人たちと知り合って、そしてお世話になって何とか恩返しをしたいと思っていましたので、開発経験はほかのメンバーよりも浅かったですが、誰よりも強い気持ちで臨みました。 タスクチームでは、全員であらゆる角度から復興プランを考え抜きました。そうして完成した提案が釜石市の復興計画マスタープランに採択されたのです。私は会社と釜石市の協議・交渉の窓口として釜石と東京を行き来しながら、仮設住宅の後に必要となる復興公営住宅を整備する事業に2年間携わりました。復興公営住宅に将来住まれる方のことを考えながら、釜石市役所の方と計画を検討することは貴重な経験となりました。

ー そして、復興公営住宅への取り組みがひと段落したタイミングで、現在の部署に異動されたと。

はい、今は本社の都市再生部(現在の事業開発第二部)で都心のオフィスビル開発を担当しています。異動してすぐ、現在の上司から「これまで何ができたかよりも、これから何ができるかだ」と厳しくも心に残るアドバイスをもらいました。その時は急にそんなことを言われてびっくりしたんですが、今となっては本当にありがたい言葉でした。というのも釜石、そしてタスクチームでの経験で、少し自信過剰になっていた部分があったんですね。実際に、地方の開発と違って、都心部の開発は求められるスピードが圧倒的に速いし、競合他社がひしめく中でどう差別化して、お客様に当社にしかない価値をいかに感じてもらうかが大事。あの一言で一気に気持ちを切り替えることが出来ました。

コンセプトを決める検討会議は白熱。
現場の声を拾い、本質的なものを徹底的に追求した

ー 今携わっているBIZCOREのプロジェクトについて教えてください。

当社のインターシティが大規模オフィスビルシリーズとすれば、BIZCOREは日鉄興和不動産として新たに取り組む中規模オフィスビルシリーズです。今、私はBIZCOREの商品企画や、シリーズの第一号物件である「BIZCORE神保町」の事業推進に携わっています。シリーズ化を前提としたBIZCOREのブランドコンセプトを検討する会議は、今後のシリーズ物件の商品設定上の軸を左右する重要なポイントであったため、いつも真剣勝負で、本当に白熱しました。そんな議論の末に、「時代の潮流に流されないビジネスの本質(CORE)を熟知する企業の将来的発展に寄与するオフィスづくり」というブランドコンセプトが生みだされたんです。BIZCOREというネーミングは、これを基にして決めたものです。

ー 素敵なコンセプトですね。名前からしてこだわりが感じられますが、そんな中でも、BIZCOREでこだわったポイントはどんなところですか?

単に豪華なデザインやハイスペックな設備を追求するのではなく、「入居される企業様のビジネスの成長のために、本質的に役立つものを備えている」という点ですね。逆に、今まで当たり前とされていた仕様でも、「天井はそこまで高くする必要はない」、「今後はますますクラウド化が進むので、サーバーを置くための場所をそこまで広くとる必要はない」などと、従来の新築物件の事例にとらわれることなく、世の中に本当に求められている商品をつくることにこだわりました。こうして本当に必要なものを判断するために、BIZCOREの企画においては、ターゲットとなる企業様数十社に対し、1社ずつじっくりとお話をお聞きして、まさに「お客様の声」からニーズ・ウォンツを丹念に拾い集めて、一つ一つの商品企画を決めていきました。

自分で考えて決定したからには、
「何としてもやり抜く」という強い覚悟が必要

ー BIZCOREは新しい商品ということで、開発にあたって苦労された点も多かったのではないですか。

どんなプロジェクトであれ、何かを決断する際にはいつも壁にぶつかりますが、BIZCOREは何より、決めることが多かったのが苦労としては思い出されますね。オフィスの商品企画だけを取り上げても、デザイン、セキュリティ、災害時のBCP(事業継続計画)対応、省エネ性能など、限られた時間の中で決定すべき項目が山のようにありました。その一つひとつをたくさんの選択肢の中から「本当にこれで良いのか」と苦悩しながら決定していくのです。そして、自分で考えて決めたからには、「何としてもやり抜く」という強い覚悟が事業の推進力に繋がると思っています。また、BIZCOREのターゲットとなる企業の総務担当の方は、災害時の事業継続の対策にまで手が回らない、というケースがほとんどです。そこで、BIZCOREでは水・食料等の備蓄品3日分と、非常用発電機設備をすべて基本スペックとして用意することに決めました。こういった大きなことから、本当に小さなことまで、「決定したからには必ず実現すること」に徹底してこだわって、社内外の関係者を巻き込みながら物事を進めていくのは、本当に大変でしたね。でも、そうして、自分のこだわりを積み上げて一つの物件を作り上げていく、それがデベロッパーの仕事の醍醐味を感じる瞬間でもあったなと思います。

ー そんな野口さんが、これから実現したいことはなんですか。

これから不動産の価値は、「ハード(仕様・スペック)」だけじゃなくて「ソフト(サービス)」も含めた商品性で決まる時代になると考えています。この両者をうまく掛け合わせることで、いかに特別でオンリーワンの時間・空間を提供できるか、付加価値を高められるか。そうしたテーマを体現するブランドへと「BIZCORE」を育てたいですね。そのためには、立地を十分に生かすことももちろん重要だと思うので、今手がけているシリーズ第三号物件の築地プロジェクトでは、「築地ならでは」のカラーを活かしながら、シリーズの中でもオンリーワンの物件を作りたいと考えています。今はオフィスビルの開発が自分の仕事ですが、やはり自分の仕事のルーツは釜石にあるという思いも強いです。だから、将来的には、この「BIZCORE」での経験値を地方都市における開発でも反映させていきたいですね。

  • 街を知るうえで、「知る人ぞ知る名店」を熟知することが大事だと上司からアドバイスを頂きました。それからコツコツと情報収集をしており、接待や懇親会等でそうした名店を活用しています。今2冊目になる名店リスト=ネタ帳は、社外のアイスブレイクになるような会話にも役立っています。
  • BIZCOREのブランドコンセプトと同様、眼鏡は流行に流されず、自分に合ったもの(=「本質」)を職人さんにつくっていただいています。フレームだけで数万円する眼鏡もあります。勝負眼鏡をかけると仕事に臨む気持ちが変わりますし、初めてお会いした方に私自身を覚えてもらえる効果もあります。
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