農業事業
農業をその土地に根ざした事業、
地域の未来を支える産業として捉え、
人・地域に寄り添い共に成長してまいります。
長期的な事業開発力と土地活用の知見をもって、
地域とともに価値を育む「アグリデベロッパー」
として、
社会に貢献してまいります。
⼟地と向き合ってきた
総合不動産デベロッパーが、
農業から地域の未来をつくる。
地域に寄り添い、
地域と共に成⻑する
「アグリデベロッパー」。
当社は長年、日本製鉄の製鉄所エリアに事業所を構え、製鉄所の遊休地を中心に住宅開発や商業施設などの街づくりを手掛けてまいりました。第1弾となる北海道室蘭市の農地も、こうした経緯のなかで当社が保有してきた遊休地を活用したものです。
このように不動産開発で培ってきた知見を農地に応用し、農地そのものの価値を高め、生産、流通、加工、販売、ブランド化、観光までを見据えながら、地域に新たな産業をつくる。それが、日鉄興和不動産農業が考える「アグリデベロッパー」です。
農業を単体の⽣産事業として捉えるのではなく、⼟地の可能性を⾒極め、その⼟地に適した作物を育て、産地を形成し、地域の事業者や⾏政とともに農業バリューチェーンを育てていく。地域の雇⽤、技術、産業、ブランド、交流⼈⼝、誇りへとつなげ、地域が農業で稼げる構造をつくることを⽬指します。
⽣産を起点に、地域に稼ぐ⼒をつくる。
まず⽣産に向き合います。農地を整え、作物を育て、収量、品質、効率性を追求する。
そこから⽣まれた「産地」を起点に、流通、加⼯、販売、ブランド化、観光といった次の事業機会を創出してまいります。
農業事業としての取り組み
気候変動に伴う栽培適地の変化を新たな事業機会と捉え、収益性と効率性を追求した農業ビジネスを展開しています。
高密植栽培によるりんご生産
北海道室蘭市
北海道室蘭市にて高密植栽培によるりんご生産(3,199本の苗木の定植)を開始しました。
高密植栽培は、従来の国内栽培方法と比較して約3倍の収穫量を実現できるグローバルで主流の栽培手法であり、収益性・効率性の両面で優位性があります。
作物選定においても、果物の単価の高さや温暖化による栽培適地の変化など、経営的な視点を取り入れています。
加工用さつまいも実証事業
北海道登別市
さつまいもは、気候変動による栽培適地の北上や、寒冷地に適した品種・栽培技術の進展により、北海道でも新たな⽣産地としての可能性が⾼まりつつあります。
当社は、北海道登別市において、地元農業者を営農主体とする加⼯⽤さつまいもの⽣産実証に取り組んでいます。
⼤規模農地の特性を活かし加⼯⽤に特化することで、管理・選別コストを抑えた⾼⽣産性モデルの構築、地域ブランド化に挑戦いたします。
今後の展開方針・ビジョン
10年間で100ha規模の生産体制を構築。生産規模の拡大に加え、
選果場・加工場など農業のバリューチェーン上流への投資も視野に入れています。
流通インフラの整備、ブランド化、観光農園化なども含め、デベロッパーの強みを活かした多角的な展開を目指し、収益性を維持しながら、日本における食糧安全保障の課題の解決に寄与すべく、一次産業に向き合い続けます。
Phase 1(〜2028)
室蘭での生産基盤確立
- 高密植栽培モデルの実証と
ノウハウ蓄積 - 初期収穫の開始と
地域ブランドの立ち上げ - 地元雇用体制の構築
KEY FOCUS
安定的な生産オペレーションの確立
Phase 2(2029〜2032)
近隣エリア拡大・他品目への挑戦
- 登別等、近隣自治体への農地拡大
- サツマイモ・ブドウ等、
多品目栽培の
トライアル - 選果場・物流拠点の整備検討
KEY FOCUS
事業エリアとポートフォリオの拡張
Phase 3(2033〜2035)
全国展開・6次産業化
- 北海道外へのモデル展開(九州等)
- 観光農園化・加工品開発による
高付加価値化 - スマート農業技術の外販・コンサルティング
KEY FOCUS
アグリデベロッパーとしての確立
100ha規模の生産体制を実現
実績・事例
- 2026年5月:加工用サツマイモの生産実証事業開始
- 2026年5月:りんご定植式(約80名参加)実施
- 2026年5月:北海道室蘭市にてりんご栽培開始
- 2025年12月:農業事業子会社「日鉄興和不動産農業株式会社」設立
