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金王町住宅マンション建替組合 設立認可について
~全国初の借地権マンションの建替え~

2005.08.18

当社が参加組合員として参画している金王町住宅マンション建替事業において、8月17日に東京都知事よりマンションの建替えの円滑化等に関する法律に基づく建替組合の設立が認可されました。
円滑化法に基づく借地権マンションの建替えとしては、全国初のマンション建替事業であり、同法に基づく建替組合としては、渋谷区では第1号、東京都では5件目となります。


【金王町住宅建替えの経緯】

○ 金王町住宅(渋谷区渋谷3-6-4、昭和31年10月竣工)は、東京都住宅供給公社により借地権付き区分所有建物として分譲されました。地下1階地上11階建て、事務所・店舗6区画を併設した住宅総戸数81戸のマンション。渋谷で最も古いビルのひとつです。

○ 築年数の経過に伴い、設備の老朽化に伴う問題(エレベータの突発停止、排水管からの漏水事故等)が頻発するようになり部分的な補修での対応が困難になってきました。また、建物の耐震性・防災性に対する不安感が高まり、対処療法的な修繕対応では限界があることが判明しました。そして、平成16年12月に、過去17年余の幾多の建替計画の検討の末、区分所有者総数69人のうち67人の賛成を得て、建替え決議が成立しました。

○ 建替後は、地下2階地上17階建て、店舗1区画を併設した住宅総戸数128戸のマンションに生まれ変わる計画です(平成20年3月竣工予定)。



【本建替事業の特徴】

<円滑化法上の課題>

○ 借地権マンションの場合、円滑化法上、権利変換の対象となる敷地利用権は借地権(底地権は対象外)であり、建替え後の敷地利用権も借地権であることが想定されていたものであった。しかしながら、本マンションでは、底地権を含んだ建替えを前提に、建替え後の敷地利用権を所有権とすることを計画していた。

<対応方法>

○ 建替えの過程において、建替組合が底地権を買い受け、建替組合の資産として底地権を権利変換にのせることにより、建替え後の敷地利用権を所有権とすること可能としました。


【当社参画の経緯】

○ 当社は、事業協力者として、平成15年12月より権利者の皆様と共同で事業を進めてきました。今後は、参加組合員として継続して建替事業に協力します。


【当社の建替え事業への取り組み】

○ 当社はこれまでに5件の建替え事業を成功させた実績があります。現状、都内で3件の建替事業に参加組合員もしくは事業協力者として建替え事業を進めています。

○ 当社は、本年4月にマンション建替推進グループを新設し、当面売上高年間50億円規模を目指し、都区部の建替え案件を中心に取り組んでいます。


[物件概要]
1.施行マンションの概要

所在地 東京都渋谷区渋谷3-6-4(住居表示)
敷地面積 約660m2
構造規模 鉄筋コンクリート・鉄骨造 地下1階地上11階建て
延べ面積 約5,043m2
竣工年月日 昭和31年10月24日
敷地利用権の種類 借地権
住戸、事務所・店舗の状況
(1) 住戸の戸数:81戸
(2) 住戸の規模:約30m2~約35m2(3タイプ)
(3)
住戸の設備等: 平均的な間取り:2K
洗濯機置き場:無し
バルコニー:無し(二方向避難不能)
電気容量:30A
(4) 事務所・店舗の区画数:6区画

2.施行再建マンションの概要
構造規模 鉄筋コンクリート造 地下2階地上17階建て
延べ面積 約7172m2
竣工予定年月 平成20年3月予定
敷地利用権の種類 所有権
住戸の戸数 128戸
住戸の規模 約25m2~約45m2(8タイプ)

<本件に関するお問合せ先>
株式会社新日鉄都市開発 住宅事業部 マンション建替推進グループ 板橋、服部
TEL:03-3276-8125