物流施設「LOGIFRONT(ロジフロント)」シリーズ
中部圏第1弾『LOGIFRONT名古屋みなと』竣工

事業・業務

2025.11.28

日鉄興和不動産株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:‎三輪 正浩、以下「日鉄興和不動産」)とトヨタホーム株式会社(本社:愛知県名古屋市東区、代表取締役社長:西村祐)は、愛知県名古屋市において共同事業として建設を進めてきた『LOGIFRONT名古屋みなと(以下、本施設)』が、2025年11月28日に竣工しましたので、お知らせいたします。なお、本施設は、LOGIFRONTシリーズとして中部圏第1弾となります。

『LOGIFRONT名古屋みなと』外観

立地環境

本施設は、中京工業地帯を形成する主要な工場集積エリアである名古屋市港区に所在し、名古屋第二環状自動車道「南陽」ICより約4.0km、名古屋高速道路「港明」IC より約4.2 ㎞に位置しています。
200万人都市である名古屋市内に立地しており、本施設周辺には大型商業施設やコンビニエンスストア、飲食店があるため、従業者の雇用面においても優位な立地環境となっています。

施設計画

車両と歩行者および自転車の出入口を分離し、安全性に配慮した動線計画としました。1階に片面バースを備えた地上4階建てBOX型の施設とし、2分割でも利用可能な汎用性のある平面計画としています。外観は、断熱性・耐震性・美観に優れた金属断熱サンドイッチパネルを採用しています。シルバーとダークグレーのモノトーン調を基調として横ラインのアクセントを採り入れ、周辺への圧迫感軽減に配慮したデザインとなっています。エントランスホール、トイレ等の内観は、間接照明と木調で温かみのあるデザインとし、落ち着いた温もりのある上質な空間を演出しています。
昇降設備は荷物用エレベーター・垂直搬送機をそれぞれ2基標準装備とし、上下階の荷物の搬送に十分な能力を確保しています。また、キュービクル等の重要設備は屋上に設置し、入居テナントのBCP対応にも配慮した計画としています。

外観
倉庫
トラックバース
エントランスホール
トイレ
事務室

環境配慮への取り組み -民間デベロッパーとして大型物流施設に「NSCarbolex® Neutral」(日本製鉄)を初採用-

 「地球環境への配慮」への取り組みとして、本施設では日本製鉄グループと連携して、日本製鉄株式会社(以下、「日本製鉄」)が提供するマスバランス方式 を適用したGXスチール※①「NSCarbolex® Neutral(エヌエスカーボレックス ニュートラル)」を、民間デベロッパーとして大型物流施設に初めて採用しました。本施設では鉄骨H形鋼の一部に採用しております。 
また日本製鉄の高機能製品・ソリューション技術「NSCarbolex® Solution(エヌエスカーボレックス ソリューション)」に内包される建築ソリューション「ProStruct®(プロストラクト)」※② も併せて採用いたしました。これらの製品およびソリューションにより、本施設において鉄鋼生産から施工時におけるCO2排出量を▲約10%削減できました

※上記記載の数値は、日本製鉄にて試算

マスバランス方式を適用したGXスチール
鉄鋼メーカーが実施した追加性のある削減プロジェクトによるGHG(Greenhouse Gas 温室効果ガス)排出削減量又はCO2排出削減量を組織内でプールし、その削減量を任意の製品に配分して証書と共に供給する鉄鋼製品であり、一般社団法人日本鉄鋼連盟が制定するガイドラインに準拠します。
「ProStruct®(プロストラクト)」
日本製鉄の高機能鋼材と高度利用技術を組み合わせた建築分野向けパッケージブランドで、鋼重削減・工期短縮を実現いたします。

『LOGIFRONT名古屋みなと』計画概要

日鉄興和不動産の物流施設「LOGIFRONT(ロジフロント)」HP 

名称 LOGIFRONT名古屋みなと
所在地 愛知県名古屋市港区当知二丁目1301
交通 名古屋第二環状自動車道「南陽」IC 約4.0km
名古屋高速道路「港明」IC 約4.2 ㎞
名古屋臨海高速鉄道あおなみ線「荒子川公園」駅 徒歩 19 分
敷地面積 10,555.80 ㎡(3,193.13 坪)
延床面積 21,533.29 ㎡(6,513.82 坪)
構造・階数 S造・4階BOX型
設計・施工 日本国土開発株式会社
設計工事監修 株式会社フクダ・アンド・パートナーズ
スケジュール 2024年9月着工、2025年11月竣工


〈本件に関するお問い合わせ先〉
日鉄興和不動産株式会社 広報室 PR事務局 担当:福田
TEL:080-2367-5156