『+ONE LIFE LAB（プラスワンライフラボ）』は、2017年に始まった、
単身世帯に特化して「調べる」「考える」「カタチにする」「発信する」という４つの活動を行う研究所です。
ニーズの調査を徹底し、「根拠」を持った上で多種多様な企画とタイアップを実現し様々な開発に挑戦しています。
さまざまな企業とタイアップして、共同開発に取り組むことは『＋ONE LIFE LAB』 で働くうえで一つの魅力だと感じました。そこで、私たち内定者だったらどのような企画を考えるのか、率直な想いを『+ONE LIFE LAB』担当者の佐藤さんにお伝えしました。
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私は趣味である靴磨きを活かして「靴磨きコンシェルジュオプション付きコンパクトマンション」の開発をしてみたいと考えています。ターゲットは、営業職などのスーツを正装とする単身男性。特に営業職の方は、見た目の第一印象も大切な「商売道具」になり得ると考えます。私自身、革靴をピカピカに磨いていたことによって、多くの人に好印象を持っていただけた経験が多々ありました。しかし靴磨きは手間が掛かりますし、お店に頼むとしても、急いでいたり悪天候のときは、なかなか行くことができません。仕事終わりに数時間かけて手入れをすることは、単身者にとって大きな負担だと考えます。そこで、革靴を磨いてくれるサービスがあれば、忙しいときでも、急な用事が入ったときでも、最高に輝く革靴で仕事に臨めます。
「靴を磨く」サービス以外にも「革靴を視覚的にコレクションできる収納」「靴を預かってくれるサービス」「靴磨き道具シェアリングサービス」「靴磨き部屋」「靴磨きワークショップなどのコミュニティ」など、靴磨きを中心としたアイディアを考えています。靴磨きという自分の趣味を全面的に押し出した提案ですが、ニーズを見出し、革靴メーカーや靴磨き職人とタイアップしてマンション開発に挑戦してみたいです！ -
「niko and ...」とのタイアップでも衣食住に着目してマンション開発に取り組んだ事例はありますが、「衣」に着目して取り組んだ事例はまだありません。それにコンシェルジュサービスの事例はありますが、そのなかでも「何をやるか」について追求した事例は少ないので面白そうだなと思いました。企画書を提出いただければ、形にしてみたいと思いますので、ぜひ入社後に書いてみてください！
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私も萩原君と同様にコンシェルジュという観点では、ペットのコンシェルジュ付きのマンションを開発してみたいと考えています。コンシェルジュがいれば、家を空けてしまうことの多い単身者でも安心してペットを飼うことができます。さらにペットが住みやすい環境が整い、ペット同士が仲良くなることで、その輪が住民にも広がっていくのではないでしょうか。
もう一つはお花の定期便があるマンションを考えました。働いていると、時間の都合がつかなくてお花屋さんに寄りにくい人もいると思います。しかし、お花が定期的に届き、飾ることで、気分が上がったり季節を感じることができます。また、お花というコンセプトに沿って植栽をこだわることでマンションの外観が良くなり、周辺の街にも良い影響を与えることができるはずです。 -
一つめのペットに関しては実際にニーズがあるようです。JTBさんとの企画でインタビューを行った際に、空港勤務者やCAさんなど海外勤務の多い方の悩みとして、「時間の問題からペットホテルに預けづらく、ペットが飼えない」というものがありました。マンション自体で預かってくれる、もしくは預かってくれる人とのマッチングサービスが欲しいという声もいただいています。ペットが好きな方はたくさんいらっしゃるので、面白い企画ができると思います。
お花の定期便というアイディアは、女性ならではの情緒に訴えかけるソフトサービスではないため、費用対効果が見えづらい面もあります。しかし、暮らし方の提案を行うラボだからこそ「なぜお花があると気分が上がるのか」を心理学的に紐解くことで、「癒される家」を形成する要素として展開することができると思います。この世代特有なのか、何か一つに特化した提案を考える点は特徴的ですね（笑）。お二人とも面白い提案だなと思うので、ぜひ入社後に提案してみて下さい！
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ぜひ提案書を作成して提出してみたいと思います！佐藤さんとお話をして、入社が非常に楽しみになりました。本日はお忙しいなか、貴重なお話本当にありがとうございました。
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× niko and ...
アパレルや雑貨、家具、飲食を展開する「niko and ...」（株式会社アダストリア）とのタイアップ。シングルライフを対象に研究に取り組むなかで、自分らしく生きたいという思いがあるものの、「自分らしさそのものが分からない」という悩みを持つ人が多くいました。そこで、「niko and ...」と出会い、「自分らしさを追求する姿勢」という共通の思想が決め手となりタイアップが実現しました。このタイアップでは、モデルルームのインテリアコーディネートをはじめ、ワークショップで得た「ベッドはこだわりが多いものの選択肢が少なく、こだわると価格が高くなる」という意見を参考に、オリジナルベッドフレームの共同開発にも挑戦しています。
萩原
私自身「niko and ...」は、よく店舗を訪れるほど好きなので、正直このタイアップは羨ましいなと思いました！開発者目線で見たとき、『＋ONE LIFE LAB』の活動には、自分が知っているような会社とタイアップすることができるかもしれないワクワク感があり、非常に魅力的だなと感じます。 -
× 大手コスメECサイト
日本最大のコスメECサイトとのタイアップ。女性が長く時間を過ごすと思われる洗面台を改良したいと考え、エンドユーザーの声を聞くためにタイアップ企業のメンバーへ調査を行い、オリジナル三面鏡化粧台の開発。しかし調査の結果、約45%の人はリビングで化粧をすることが分かり、洗面台だけでなくリビングでも化粧やケアができるようなフロアコンセントや収納、動線などの工夫がされています。
篠原
ミラーにライトが無くて不便だとか、洗面台にコスメ収納が無くて不便だと感じたことはあまりありませんでしたが、この洗面台を見て、それらの問題の解消によって生まれる快適さに驚きました。利用者も気づいていないような隠れたニーズを汲み取って開発された洗面台ですね！ -
× オレンジページ
生活情報誌である「オレンジページ」とのタイアップ。単身女性をターゲットに、水周りやキッチンの商品開発を進めているなか、エンドユーザーの声に最も近いという理由から、メーカーではなく雑誌媒体との共同開発を検討。「オレンジページ」側も、「主婦が減少傾向である今、自分たちの強みをどうやって活かしていくか」という課題を抱えており、単身女性へのアプローチはその課題解決として有効ではないかと考え、タイアップが実現しました。
このタイアップでは、オリジナルキッチンを共同開発。レシピホルダーやグリルレスコンロが特徴で、特にグリルレスコンロは、今まで当たり前にあった魚焼きグリルを削減し、収納スペースを増やすという、常識にとらわれない挑戦をしています。ここまで挑戦できるのは、利用者の声を集約し、確かな根拠を持って取り組んでいるから、と担当者は語ります。
星野
私はキッチンペーパーを収納する場所があるのが一番気に入りました。料理をして手が汚れているときでもさっと必要な分だけ取ることができる便利さは、キッチンに立つ人なら分かるはず！レシピホルダーがあることも、まだつくったことのないレシピも挑戦してみようと意欲をかき立てられる仕様になっていると感じました。 -
オカムラ×subsclife
デザイン性に富んだ家具を展開している「株式会社オカムラ」、家具のサブスクリプションを展開する「株式会社subsclife」とのタイアップ。『リビオレゾン勝どきnex』の開発を契機に、共用部の企画に取り組みました。働き方改革にともない、時間と場所の使い方の変化が急速に動き始めているなか、6年後に更新される「アップデートする共有空間」としてワークラウンジを設計。このようなタイアップでは、通常は協同する会社側のブランド費用がかかるのですが、『+ONE LIFE LAB』では、企画費用以外のブランド費用は払わない方法でタイアップを実現しています。
千葉
ブランド費用を払わずに、3社協同の事業として取り組まれた開発。「良いものをつくる」という精神のもとで取り組まれた本物件は、家具や設備の細部までこだわりが詰まった物件として、単身世帯の理想のワークスペースを実現していると思います。 -
× 素敵なうさぎライフ研究所
そもそも『＋ONE LIFE LAB』は、明日マンションを買おうと思っている人たちへの活動ではありません。この研究所のなかのプランニングチームである『素敵なうさぎライフ研究所』は、今よりもさらに先を見据え、10年後20年後にトレンドの最前線にあることをめざし、次の時代を牽引していくミレニアル世代を研究するために立ち上げました。月島のPOP UPギャラリーには３つのコンセプトルーム『worcube（ワーキューブ）』・『sportio（スポルティオ）』・『ambientum（アンビエンタム）』があります。感覚を通して「癒し」を体感してもらうなど、新感覚を味わえるような内容になっています。
星野
『sportio』という運動に特化した部屋は、全面鏡張りでかなり思い切った設計ですが、私自身ダンスを習っているので、趣味に没頭できるこんな部屋が自宅に欲しい！と思いました。他にも、外で運動する人向けに土足のまま入れる用具置きもあり、実際にその生活をする人を考え抜いたコンセプトルームでした。 -
× スキンフード
お風呂のなかで使うボディケアの商品を扱っているスキンフードとのタイアップ。キッチン・洗面台といったものを手がけてきたので、次は「商品の可変性がない」とされるユニットバスの開発をしたいと考え、理想の浴室をつくるプロジェクトを進行中です。スキンフード店舗にてアンケートや座談会を行い、「今よりもっと使いたくなる浴室」をめざしています。
萩原
理想の浴室づくり、とてもワクワクします！毎日使用する場所にも関わらず、画一的であるという点に気づけた着眼点に感銘を受けました。私自身、湯船に浸かりながらYouTubeを見たり、ストレッチをしたりすることが多いので、今後どのような浴室がつくられるのか非常に楽しみです。男性でも足が伸ばせる広い浴槽ができたらいいな……。 -
× るるぶ＆more.
20～30代の女性に向けた旅・おでかけ情報を発信するWebメディア「るるぶ&more.」とのタイアップ。20～30代の単身女性向けにキャッチーな住まいをつくりたいという想いから、「旅行」をテーマに企画をしていましたが、「るるぶ＆more.」 のターゲット層が当プロジェクトとマッチしており、それをきっかけに株式会社JTBからの提案でタイアップが実現しました。従来の『+ONE LIFE LAB』では、今までキッチンなど「モノありき」な商品づくりがメインでしたが、このタイアップでは「旅好きのためのソフトサービス」をテーマに、住まいづくりに挑戦しています。また、『リビオレゾン西日暮里』のモデルルームは、旅好き女子の投票で1位になった「モロッコブルーのお部屋」をテーマにデザインされています。
小川
旅好き女子による、旅好き女子のための住まいづくりに挑戦した事例。「旅先の素敵なインテリア」をテーマにオリジナルのインテリアを考えて、人気投票で１位となった部屋を実際の物件に導入するという、大胆で斬新なコラボ制作をしている点も、とても魅力的です！ -
× マチグルミ
「街を共用部として使ってほしい」「最初からふるさとに帰ってきたかのように感じてほしい」という想いから、入居者と街の文化をつなぐ街活ライフサポートシステム（※）として『マチグルミ』を始動。なかでもその一つとして立ち上げられたWebサイト『＆Tsukishima』は、物件のある月島の魅力を伝えるために何度も足を運び築いてきた街との関係を活かし、『Hands 記憶の手渡し』『＆Tsukishimaマップ』『&Diary』『News』といったコンテンツから、住人と街がつながることをサポートします。
（※）「自宅周辺にある居心地の良い店舗に出会いたい」という入居者のニーズと、「長きに渡って利用してくださる常連客を獲得したい」という地元店舗・施設のニーズのマッチングを支援するシステムのこと。
千葉
人と人、人と街をつなぐ『マチグルミ』の取り組み。私自身も就活を機に初めて上京するのですが、『マチグルミ』があれば本当に安心だなぁと。その街に生きる人を想う街づくり、これこそ日鉄興和不動産らしさです。私もデベロッパーとして「日鉄興和不動産らしさ」を体現したいと改めて感じました。