INTERVIEW 過去参加者の今だから言えるホンネINTERVIEW

インタビュー者名前
建川 未帆
早稲田大学大学院
創造理工学研究科

物件に「自分の思い」を乗せていける。
それがデベロッパーならではの
醍醐味だと思う。

スマートシティの先駆的な実例を見るチャンス!

――大学院で都市計画を専攻しているそうですが、
どんな経緯でこの分野に興味を持ったのですか?

高校2年生のとき、マレーシア北部のイポー市という街でホームステイをしたのがきっかけです。この地域は公共交通機関があまり発達していないこともあり、高校生たちはみんな、マイカー通勤をする保護者の車で登下校をしている状態で、 放課後に友達と遊びに行く手段も、時間もありませんでした。このような行動に制約の多い生活は、 交通政策を含めた街づくりに要因があるのだろうと感じたことから、都市計画に興味を持ちました。特に大学院に進んでからは、 コンパクトシティやスマートシティなど、持続可能な街づくりの研究に取り組んでいました。

――日鉄興和不動産のインターンシップに参加した動機とは?

現場配属型の業務体験ができるほか、スマートシティの見学が組み込まれていることも理由でした。日鉄興和不動産が手がけている北九州の八幡東田地区は、日本のスマートシティの先駆けとなった街です。開発担当者の方の解説を聞きながら、現地を見て回れるというのはなかなかできない経験ですからね。
そして実際に訪ねてみると、開発の規模は圧倒的なものでした。近隣の工場でつくられた電力がエリア内の商業施設やマンションに供給される仕組みなど、効率的なエネルギーの循環システムが街全体で構築されていた点も大変に興味深く、参考になりました。

不動産開発は「答え」のない仕事だからこそ、
自らのこだわりを形にしていく喜びが味わえる。

――東京での就業体験はどうでした?

私は『BIZCORE(ビズコア)』という中規模オフィスビルの開発をしている部署で、完成した物件や工事現場の見学をしたり、広告会社さんとの打ち合わせに参加したり、これから販売する物件の収支計算の方法を学ばせていただいたりしたのですが、ここで意外に思ったのは収支計算における社員の方の視点です。
過去の事例を踏襲しながら予算内に収めていこうという発想ではなくて、自分がこだわりたい箇所に費用を充てていくためにはどうすればいいか? 工夫できる部分はないのか?という観点で、検討を重ねていたのです。

――担当の物件に「自分の思い」を乗せようとしていたんですね。

はい。例えば、渋谷エリアにはIT企業が多いから、最新の仕様や設備を追求してみようとか。築地のビルには石造りのテクスチャーを採り入れて、「職人感」を演出してみようとか。ビズコアという同じブランドのビルであっても、コンセプトには担当者の方それぞれの想い、「色」が表れていました。
街や物件の開発は「答え」のない仕事。でもだからこそ、こだわり抜いて考えた分だけ良いものがつくれるし、自分にしかできないものを形にできる。そんなデベロッパーの面白さに気づくことができたのもあって、就業体験がとても楽しくて。ここで感じた楽しさは、他業界のインターンシップでは味わえないものでした。 

リーダーとして大勢の人を率いた経験のないことが、
不安材料だったけど。

――社員とのコミュニケーションで印象に残っていることはありますか?

デベロッパーはゼネコンや設計会社、広告代理店などの関係者をまとめながらものづくりをしていく立場ですが、私自身はこれまでに異なる立場の大勢の人を率いた経験がなかったので、果たして務まるだろうか…という不安もあったんです。そこで社員の方に相談してみたら、 「リーダーには周囲を引っ張っていくタイプと、周囲の人に支えられ引き上げられるタイプがあって、どちらにするかは自分で見つけていけばいい」と教えられて。「試行錯誤もあるだろうけど、自分を磨いていくことで不安は払拭されるから大丈夫」と後押しをしていただきました。
また、「どんなタイプのリーダーになるにせよ、『この人のために頑張りたい』と思われるようになるのが大事」とも言われ、改めて部署の方々を見てみると、「この人のためなら」と感じる人が多くて。自分もこんな方々がたくさんいる環境に身を置きたい!と思ったんです。

――部署のメンバーに求心力を感じたのですね。

はい。日鉄興和不動産のみなさんは、私たち学生にも真摯に向き合ってくれました。質問をしたときなども懇切丁寧に指導をしてくれましたし、飾ることなく本音の部分で対話をしてくれました。ほんの数日インターンシップに来ただけの私でさえ強く惹きつけられたのですから、 関係者からの信頼も厚いはずですし、「この人の力になりたい」と思われているに違いない、と感じました。