CROSSTALK
座談会
地方が抱える「課題」を
肌身に感じてきたこれまでの年月が、
きっと自分たちの武器になる。
  • YUTAKA SATO 佐藤 優 金沢大学大学院 自然科学研究科
  • YUTA HATSUYAMA 初山 祐太 神戸大学 工学部
  • MASAKI ONO 小野 晟輝 九州大学 文学部
  • MARI TAKAYAMA 髙山 麻鈴 関西学院大学 法学部
#01

地方での街づくりは、
「課題解決型」でなければ
成り立たない。

  • ― 今回は地方の大学に通っている皆さんにお集まりいただきました。まず初めに日鉄興和不動産のインターンシップをどのように知ったか教えてください。

  • 佐藤

    私は理系修士学生向けの就活サイトで知りました。大学院の専門分野に直結する業界だけでなく、幅広く業界を知りたいという思いから応募しました。

  • 初山

    私は大学の先輩に勧めてもらったことがきっかけです。日鉄興和不動産という会社の存在も、そのときはじめて知りました。それまでは関西の私鉄を中心に見ており、デベロッパーの知識がほとんどない状態だったため、ギラギラ・ガツガツした人が集まっている業界なんだろうなと、勝手に想像していました(笑)。この会社のインターンシップ説明会に参加してみたら意外にも優しく穏やかな雰囲気で、いい意味でイメージが覆されましたね。

  • 小野

    私も日本製鉄グループに日鉄興和不動産というデベロッパーがあることは知っていましたが、会社の業務内容を把握していたわけではありませんでした。なので、まずは業界と企業研究を目的にインターンシップへ応募しました。

  • 髙山

    私も同様の目的でインターンシップ説明会に参加して、この場ではじめて日鉄興和不動産という会社が地方でも開発を行っていることを知りました。日本製鉄グループとみずほグループというバックボーンを持ち、地域再生でもプレゼンスを発揮していることもあり、傑出した特性のある会社だな、と思ったのが第一印象です。

  • ― 5Daysインターンシップで実際に地方開発の現場を見学してみていかがでしたか?

  • 小野

    北九州では、日本製鉄グループに対する地元の期待の大きさと、街づくりを通じてその期待に応えている社員さんの真摯な姿を肌で感じることができました。具体的には、スマートシティなどが形成されている八幡東田地区や、高見地区・桃園地区の住宅地を見学し、日鉄興和不動産が展開している事業のスケールも実感しましたね。

  • 初山

    私は、これに先立つ東京の就業体験でマンションという「点」の開発に携わらせてもらったのですが、北九州では大規模な「面」の開発を目にすることができ、街づくりというものの幅の広さに面白さを感じました。またその一方で、人口減少をはじめとする社会課題が山積している地方では、行政と連携し、地元の人のニーズをくみ取りながら、「課題解決型」の街づくりをしていかなければならないということも学びました。

  • 佐藤

    それは自分も実感した部分ですね。私は新潟の出身で、大学のある金沢も北九州より小さな街で。地方における街づくりは課題解決型でなければ成立しないという認識を以前から持っていたので、そういった開発事例を見ることができたのは有意義だったな、と。

  • 髙山

    北九州での開発は、まさしく地域活性化に通じるものでした。住宅地には、さまざまな宅地プランがあり、緑豊かな公園も整えられていて、地元のニーズをくみ取った街づくりが行われていました。また、「語らいの場がほしい」という住民の方の要望に応えるために、ゆったり過ごせる大型のカフェを新しく誘致したというお話も、お二人の言う課題解決の一つではないかな、と。

  • 佐藤

    さらに今後について言えば、北九州で実証実験が行われているスマートシティは他の地方の創生にも役立てられると感じました。現在はECの普及にともなって、物流拠点の重要性も増していますし、異業種との連携により新しいサービスを生み出す取り組みも求められています。そうしたなかで、日本製鉄という製造業の会社とつながりを持ち、同社が全国に所有する土地で開発ができるのは日鉄興和不動産ならではの優位性であり、さまざまな新規事業に挑める可能性があると感じましたね。

#02

入社2年目にしてプロジェクトを
引っ張っている。
まさに若手が活躍している会社。

  • ― 東京の就業体験で得たものは?

  • 小野

    私は開発企画本部が大宮駅前で進めている再開発プロジェクトを体験したんですが、現地の事務所で過ごした2日間の間には、さまざまな関係者との会合もあり、工程管理の会議だけでなく、現在ある土地や権利をどのように区分するか、行政との関わり方をどのようにしていくかといったリアルな議論の場に立ち会うことができたのは良い経験になりました。

  • 佐藤

    私は賃貸事業本部の賃貸事業企画部で、『WAW(ワウ)』というシェアオフィス事業をメインに経験しました。この先、需要を喚起するためには多面的なマーケット調査が必要であり、「多様な働き方」へのニーズを“いま”追求し、ソフト・ハードを充実させることで、『WAW』が拡大しているのだと実感しました。

  • 髙山

    私が携わったのも佐藤君と同じ事業です。大阪にあるシェアオフィスは多くを外資企業が展開しており、内装やサービスではあまり差異がないような印象をもっていたのですが…。『WAW』ではブランドとして、オフィスごとにさまざまなターゲットに対して、多種多様なオフィス空間やサービスを提供していました。シェアオフィス事業ではニーズを捉える先見性と緻密な戦略でもって差別化を図ることが重要なんだなと思いました。

  • ― 周囲の仕事ぶりを見て感じたことはありますか?

  • 初山

    私は住宅事業本部の入社2年目の社員さんに同行しましたが、設計会社やゼネコンさんとの会議を一人で対応し、プロジェクトを引っ張っていることに衝撃を受けました。若手でも活躍できるとは聞いていましたが、入社2年目でこれほどまでに高いレベルの仕事をしている方が実際にいると分かったことが、この会社をめざそうと決意した最大の理由です。

  • 髙山

    確かに。年次の浅いうちから主体的に取り組むことができるという点は、私も魅力に感じたところですね。

  • 初山

    あと、社員さんから「うちの会社はまだ成長中で、あまり巨大な組織じゃないから、手がけられる範囲が広い。開発の案件によっては企画・設計から販売推進までを一人で担当できる」とも聞いたので、入社したらまずはこの部署で住宅開発に携わり、早期に会社の戦力となれるよう成長していきたいと考えています。

#03

業界の知識が無くても、
ここから学んでいけばいい。

  • ― 他の皆さんは入社後にどのような仕事をしたいですか?

  • 髙山

    少し概念的な答えになってしまいますが…。流動的な現代社会なので、仕事に取り組むにあたってはIoTなど情報通信技術をはじめ、さまざまな技術の発達にも目を向けて固定概念に縛られない考え方も持ちながら、人と向き合い「共感」することと、事業としての「真理」のバランスを考え抜いていきたいと思っています。

  • 佐藤

    私は住宅・オフィス・地域再生といった幅広い領域で、実際にものづくりをしていく開発のフェーズに携わりたいですね。また、地方における課題の深刻さを肌身に感じてきた私たちならではの視点を持っていると思うので、地方出身者ならではの見解を将来の業務に反映させていきたいとも考えています。

  • 小野

    私もジョブローテーションでさまざまな事業の経験を積んだ後、いずれは地方での開発に携わりたいという夢があります。日鉄興和不動産は自分の出身地である大分でも複数の案件を手がけているので、チャンスがあればそこから派生させた事業によって社会問題を解決し、地元に貢献できれば、と展望しています。

  • ― これからインターンシップに参加する地方大学の皆さんにメッセージをお願いします。

  • 初山

    地方にいるとデベロッパーの大規模な開発を目にする機会が少なく、仕事内容がイメージしにくいため、この業界をめざすことやインターンシップに参加することに少し躊躇があるかもしれません。ですが、逆に先入観のない真っ白な状態でデベロッパーの仕事を学び、吸収できることをプラスに捉えて楽しんでほしいと思います。

  • 小野

    日鉄興和不動産は首都圏だけでなく、地方でも開発を手がけているデベロッパーなので、「地方に貢献したい」という軸を持って就職活動をしている皆さんも、インターンシップに参加することで得られることが数多くあるはず。関東の街を見ることも大きな経験なので、ぜひ積極的に参加してほしいですね。

  • 初山

    デベロッパーをめざす全国の学生と交流することも大きな刺激になりますよね。自分とは異なるバックグラウンドや価値観を持った仲間たちと議論する楽しさも体感できると思う。

  • 佐藤

    あと、地方の学生にとっては移動にかかるお金なども悩ましい部分だと思いますが、日鉄興和不動産のインターンシップでは、東京への交通費や宿泊費を会社がすべて負担してくれるので、その点は一切心配いりません(笑)。社員や参加学生との議論に集中して、自分らしさを全面に出し切ってもらいたいです。

  • 髙山

    いずれにしても就職活動では、「情報を探求・整理すること」「機会を選択して集中的に取り組むこと」が大事。また私自身、就職活動をするうえでは、地方在住であることを言い訳にせず自分の志望を貫いたので、これからインターンシップや本選考に臨む学生の皆さんも「やる気・根気・勝気」を大切に頑張ってほしいと思います。